
活字離れが深刻化する中、私もその波をもろに受けて育っている。
読書は嫌いではないが、そもそも本屋に通う習慣がないから
本に触れる回数が少ないから読書をしないのだろう。
そんな私がAmazon最上位電子書籍リーダー【Kindle Oasis】を
購入した理由は、現職とは関係ない資格の勉強が職場でもしたくて、
表紙が見えないKindleなら、ばれずに勉強できるのではと言った思いからだ。
今回は、その体験も踏まえてレビューしていく。
目次
【結論】コスパは最悪だが読書癖はつく

まず私が購入したのは、32GBの広告なしWi-FIモデルだがその価格は、34,980円と
本しか読めないガジェットにしてはどうしても高く感じてしまう。
Kindleアプリならスマホやタブレット、PCでも読めてしまうし・・・と
思う感情は購入までついて回ったことは否めない。
しかしそれだけ高いと思うお金を払ったのに使用しなければもったいないと思い
実際何冊か本を買ったのだが、その後は値段の高さを忘れるような快適さを感じたので
解説する。
圧倒的なボディの軽さ
今までもKindleアプリはiPad Proで使用したことはあったが、
机に置いた状態や、膝に置きながらなら普段使いでストレスは感じなかった。
ところがどっこいiPadのボディの重さは469g
寝ながら使用するには修行すぎて読書どころではない。
KindleOasis本体の重さは188g
私が使っているスマホ(Galaxy note 10+)が197gなのでかなり軽いことがわかる。
このボディの軽さなので、寝転びながらや長時間の読書をするのが修行ではなくなった。


物理ボタンの操作性は最高にいい
KindleOasisのページ送りは物理ボタンとタッチパネルの両方に対応している。
物理ボタンの操作性は◎
普段スマホを販売している私は物理ボタンを完全に舐めていた。
実際使ってみると反応が良く押した瞬間にページが送られていく感覚が気持ちいい。
何より片手で操作できるところに良さを感じた。
タッチパネルの操作性は△
ワンテンポ遅れる感じがあり少しストレスを感じる
Kindle単体で見れば、そこまで気にならないほどの反応速度ではあるのだが
どうしてタッチ反応に関してはスマホやタブレットに軍配が上がる。

ディスプレイは目が疲れない所がいい
電子ペーパーディスプレイは◎
Kindleに興味のある人の多くがこの部分にきょうみがあると思う
私は届いた日に、漫画を20巻一気に読み進めたがスマホの画面に比べ
目の疲れを感じなった。
これに関してはスマホと比べると万人が実感できると思う。
私の感覚では実際の本と比べても電子ペーパーの方がいいと感じた。

7インチのディスプレイ小説、漫画は◎、専門書は✖
公式でもアナウンスされているが、漫画に関してはかなり読みやすい。
スマホで見る際、字の多いコマなどでもすらすら読めてしまう。
あと私的には”のど”の部分を気にしないで一枚絵を見れるのは嬉しい部分だ。
一方で私が本来買う目的にもなった資格テキストなどの専門書に関しては
字や図などが見えにくく、字の拡大などの機能を駆使しても非効率だと感じた。


ディスプレイのフロントライトに関しても文句なし
Kindleの他のモデルを持っていない私からすれば比較ができないが
明るさの手動・自動調整も付いていて
使っていて不満を感じる部分はなかった。
ただ、寒色・暖色の切り替え機能に関しては使うタイミングが
解らない機能になっていた。


その他参考画像





予想より微妙だと感じた要素
バッテリーは予想よりもたない
Amazonの公式アナウンスでは、「1回の充電で最大6週間利用可能 (明るさ設定13、ワイヤレス接続オフで1日30分使用した場合)」
と書いてある。
予想では、連続12時間程度かなっと思っていた。
しかし私が連続使用した際は、12時間の間に1度充電したので思ったより
もたないなと言うのが素直な感想だ。
フォルムは予想より持ちにくい
人口工学デザインを採用しているようで見た目は持ちやすそうだが
実際は高級感を上げるためのアルミボディである点や、意外にも
指の引っかかる箇所がないので、使いやすいケースを買うことが必要だと感じた。
防水仕様だが水につけにくい
防水最高クラスIPX8等級で水面下の使用が可能ということではあるが、
いかんせん貧乏こどおじ労働者の私には35,000円もする本体を
水につける勇気はなかった。
KindleOasisのいいとこ・わるいとこ
KindleOasisのいいとこ
- 高価なので買えば読書をしようとする
- 重量が軽く持ち運びや、横になっての読書に最適
- 電子ペーパーなので目が疲れず長時間の読書が可能
- 勇気があれば風呂でも読書可
KindleOasisのわるいとこ
- 本体が高価すぎる
- 専門書などには適してない
- バッテリーは思ったよりもたない
- 充電端子がマイクロUSB
まとめ
本を読む習慣がない人が買えば習慣がつくというのは、
正直個人の性格によるところも大きいと思う。
しかし、長時間見れるディスプレイ、使いやすい物理ボタン
負担のかからない重さ、見やすいバックライトやKindleアプリが
本来持つしおり機能など
大量の本を読む人や本を読みたいが読むのが苦手な人の為の補助機能が
ついているのでそういった人の生活を豊かにしてくれるツールに
なってくれると思う。