
KDDI株式会社は2021年1月13日に【UQモバイル】の新料金プランを発表した。
今までの料金プランを一新した内容となっていたので、簡単なまとめとワイモバイルの提供予定の新プランとの比較をする。
※当記事はUQモバイルの公式ホームページ記載の情報を元に記載し、表記はすべて税抜き。
目次
UQモバイル新料金プラン「くりこしプランS、M、L」概要

提供開始日
2021年2月1日~
月額料金とデータ通信容量
くりこしプランS | くりこしプランM | くりこしプランL | |
月額料金 | 1,480円 | 2,480円 | 3,480円 |
データ通信 | 3GB | 15GB | 25GB |
超過後の通信制限 又は節約モード時 |
最大300Kbps | 最大1Mbps | 最大1Mbps |
通話定額プラン
通常は通話定額はなしで20円/30秒の通話料金がかかる
- 月で60分の国内通話定額 :500円/月
- 国内10分かけ放題 :700円/月
- 国内かけ放題 :1,700円/月
データ節約モード
これは楽天にもある機能だが、自分からデータ通信を制限状態にすることができる。
これによってデータ通信をあまりしたくない時は制限にしておいて、しっかり使いたい時は通常に戻すといったやりくり上手には嬉しい機能。
データ容量繰り越し上限/有効期限
UQモバイルは以前から余ったデータを繰り越しできる。
繰り越し上限は基本のデータ量までで、有効期限も現行と同じで翌月末までで変わりないと思う。
- くりこしプランS:3GB
- くりこしプランM:15GB
- くりこしプランL :25GB
データチャージ有効期限90日
- 100MB/200円
- 500MB/500円
UQモバイル:注目ポイント

面倒な割引は撤廃!
UQモバイルでは、家族割に加入することで2代目以降が500円/月の割引、UQ指定のWi-Fiを契約することで主回線が500円/月の割引があった。
今回発表された、新プランではそんな面倒な割引を撤廃することで1台目からでも簡単に月額1,480円を実現することが可能になった。
もちろん同グループ内での手数料は無料!
※「au」「UQ mobile」「povo」間の移行手続きにおいて、当面は「契約解除料」「番号移行手数料」「新規事務手数料 (UQ mobileでは、SIMパッケージ料金)」を一度請求させていただきますが、翌月以降の移行先のご利用料金から割り 引きします
au公式ページより引用
記載通り一度請求には上がってしまうので。契約する人は勘違いしないように注意が必要だ。
提供通信は現状4Gのみ
2020年は5G通信が開始されたり、対応端末がでたりしたが、現状UQモバイルは4G通信のみの提供になるようだ。
しかし実際に現状では5Gの恩恵を受けることは少なく、5G対応端末ももちろん4Gの通信にも対応している為特に気にすることでもないと思うが、もしなんらかの理由で5G端末が動作しなかった際にUQモバイルはノータッチで自己責任となる点は注意が必要。
サブブランド3本勝負!!

ここからはワイモバイルが2021年2月提供開始の【シンプルプラン】と今回UQモバイルが発表した【くりこしプラン】を「3本勝負」と題して比較していきたいと思う。
サブブランド3本勝負:料金比較
なお料金比較は通話定額やその他割引を含まない純粋な基本料金の比較をする。
UQモバイル | ワイモバイル | |
小容量 | ||
プラン | くりこしプランS | シンプルプランS |
月額料金 | 1,480円 | 1,980円 |
データ通信 | 3GB | 3GB |
中容量 | ||
プラン | くりこしプランM | シンプルプランM |
月額料金 | 2,480円 | 2,980円 |
データ通信 | 15GB | 10GB |
大容量 | ||
プラン | くりこしプランL | シンプルプランL |
月額料金 | 25GB | 20GB |
データ通信 | 3,480円 | 3,780円 |
結果は一目瞭然で月額料金、データ通信量のどちらにおいても【UQモバイル】が勝る結果になった。
なお大容量の「シンプルプランL」に関しては家族割2台目以降、又はインターネットのセット割の500円を適用させれば【UQモバイル】より200円安くなるが、そもそもサブブランドの大容量プランはそもそもコスパ最悪やからオススメしない。
一本目勝者は:UQモバイル
サブブランド3本勝負:通話定額のプランの自由度
今までワイモバイルでは基本料金の中にすでに10分かけ放題の料金も含んで提供していたが、今回発表された新プランには両方の会社共に、従量制の通話になっている。
それでは通話定額にするためのオプションはそれぞれの会社でどうなっているのだろうか?
UQモバイル | ワイモバイル | |
---|---|---|
月60分間の通話定額 | 500円/月 | ー |
国内10分以内かけ放題 | 700円/月 | 700円/月 |
国内通話かけ放題 | 1,700円/月 | 1700円/月 |
通話定額勝負もUQモバイルの方が多様なニーズに応えることができる事が予想できるので軍配が上がる。
よって2本目の勝者も:UQモバイル
サブブランド3本勝負:付加機能
携帯会社を選ぶ際に料金やデータ通信はかなり重要な要素だと思うが、他にも様々な要素があると思う。
3本目の勝負は今回の新プランで公開された情報と現行の付加機能を使えるものとして、私が重要と思う付加機能の比較をする。
UQモバイル | ワイモバイル | |
---|---|---|
テザリング | 無料 | 無料 |
データの翌月繰越 | ○ | ー |
データ節約モード | ○ | ー |
ECサイト特典 | ー | Yahoo!プレミアムfor Ymbile |
データシェア用SIM | ー | ○(有料) |
UQモバイルはどちらかと言えばライトユーザー向けで、ワイモバイルはヘビーユーザー向けっぽい付加機能だと感じる。
私個人としては、「データシェア用SIM」が使えるワイモバイルを推したい所ではあるが、サブブランドに替えるユーザーがよりどちらの機能に響くかと考えた時に「データの繰越や節約モード」に軍配が上がると感じてしまった。
やっぱり3本目の勝者も:UQモバイル
結果【UQモバイル新プラン】は…

ワイモバイルに圧倒的勝利!!現状UQモバイル一択!
今回auの発表は炎上、更には最後発になってしまったんやけど、【ワイモバイルのシンプルプラン】よりシンプルに仕上がっていてコスパもよく、【UQモバイルの新プラン】は非常に優秀だと感じた。
流石にワイモバイルもこのまま引き下がらないとは思うので、イタチごっこはまだ続きそうだ。
しかしながらUQモバイルの提供開始の2月1日までに間に合うかは微妙な所なので、今回の記事ではUQ一択とさせてもらう。
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