
このページを読んでいただいた方はイベントといえばどんなものを想像するだろうか?なんとなく楽しそうなイメージを抱く方も多いのではないだろうか。
しかし今回紹介するのはそんな楽しいものではないと言いたい。
例えば、休日におでかけの際に大型ショッピングモールや家電量販店で法被や派手な着ぐるみや装飾で【携帯セール】などと名を打って「イベントやってまーす」「ビンゴしてまーす」と、声をかけられたことはないだろうか?
今回はそんなイベントの内情と、この記事を読んでいただいた方が搾取されないような注意喚起をしたいと思うので知らない方は最後まで見ていってほしいと思う。
目次
イベントはお客様の為ではない

この先の話を詳しく掘り下げていく前に、前提条件として理解してほしい内容がある。
それは、見出しにも書いたが【イベントはお客様のためではない】ということ。
販売系や営業系の職業に就いたことがあるかたなら理解していただけると思うが、
そもそもイベントとやセールとは、売上高を伸ばしたい、不良在庫を減らしたいときなど
”ここぞと言ううとき”に使う販売側の切り札にすぎないのだ。
イベントはお客様の為でもあった

以前はイベントはお客様の為でもあった。
解りやすい例えで言うと、他社からの乗り換えで8万円のiPhoneを購入すると10万円キャッシュバックといったようなことが状態的に行われていた。
お客様からすれば、新しい本体が手に入るので違約金や諸費用を払ったとしてもむしろプラスがでる場合だってあったのだ。
新しい本体がほしかった人からすれば時給換算で10万円といっても過言ではないし
面倒だと思う人でさえ損をしない仕組みになっていた。
しかし”あった”と言うのは過去のことである
2019年10月にあった「電気事業法改正」
改正の詳しい内容はWeb上に腐るほどあるので簡単に説明すると、
【違約金を減額して、割引とキャッシュバックの上限は2万円にしてね】
といった内容だ。
これにより市場はがらっと変わってしまった。
”2万円”安く買えることはお得ではない

これを読んでいる人の中には、とはいえ2万円も本体が安く買えればいいじゃんと思う方もいるかもしれない
しかし本当にその2万円は得をしているのだろうか。
実際に乗り換えの際にかかる費用として下記のようなお金がかかる
- 違約金 9,500円
- МNP転出手数料 3,000円
- МNP先の事務手数料 3,000円
- МNP先の日割り料金
違約金や手数料をだけですでに15,500円もかかっている。
乗り換え先の初月の料金が4,500円を超えた時点ですでに損をしていることがわかる。
え!?違約金はなくなったんじゃ・・・
基本的に契約した時点のプランが適用されるので違約金がかかる方は多い
一部プラン変更をすれば翌月から違約金を減額できたりはするが
多くても5,000円程度しか得にはならず時間もかかるので労力に釣り合わないと筆者は思う
もはや携帯屋のイベントは”詐欺集団と信仰宗教信者”の泥沼状態

すでにイベントをしているスタッフ側も乗り換えが得じゃないことわかっている者が
ほとんどではあるが、中には金額的に得じゃないことをあたかも得をしたかのように営業をかける
詐欺集団のようなスタッフは少なくない。
それに拍車を掛けるように、いまだに資本主義社会において他人任せで、営利団体にも
願えば安くなると思っている新興宗教信者的な消費者が多いのも事実。
この泥沼状態を抜け出すには
正直、業界の体制は現場、スタッフ単位ではどうすることもできないので
消費者側が搾取されたくないならなら知識をつけるしかない、消費者が動くしかないと思う。
Yモバイル、UQモバイルのイベントに関しては検討の余地あり

今すでに大手キャリアを利用中のかたはYモバイル、UQモバイルであれば単身でも家族でも月額費用を
抑えることで十分メリットがあるので、その2社を検討するといいだろう。
最後に現役のソフトバンクスタッフである私からも一つアドバイスだが
しかし両者とも大手のサブブランドであるため、普通に検討しているとお店に行くと
あの手この手でソフトバンクやauに誘導されかねないので
消費者側が強い意志でYモバイル、UQモバイルで検討していますと言うといいだろう。