
昨日、2020年10月23日はappleユーザー待望のiPhone12の発売日なんやけど、購入予定の人はもちろん購入しない人でも少なからず気になっているとは思う。
そんな中、色んなブログを見ていると「iPhoneはappleストアが得」って話をよく見かけるんだけど、本間にそうなんかと疑問を抱いたからそれを記事にしていくぜ!!
目次
販売価格の比較
まずはアップルストアのsimフリー版とキャリア版の比べないと話が始まらないので面倒だが比較する。
iPhone12 | アップルストア | ドコモ | au | ソフトバンク |
64GB | 94,380円 | 101,376円 | 103,430円 | 110,880円 |
128GB | 99,880円 | 109,296円 | 108,260円 | 116,640円 |
256GB | 111,980円 | 123,553円 | 122,435円 | 131,040円 |
結果:結局アップルストアが安かった

どのキャリアと比較しても販売利益が上乗せになっている分価格が高い。
1番安いdocomoと比較してもアップルストアより7,000円ほど高いという結果になった。
と言うのはあくまで価格の話、価格が安いのとお得かどうかはまた別物の話なんだよね。
キャリアで買う場合の付加価値
国内の携帯会社のシェア
どこで買うかの話をする為には国内の携帯市場のシェアを知ることが必要やと思う

現在では、情報は多くの人に広がり格安シムの料金が安いことは携帯に無頓着な人でも聞いたことがあると思う。
そんな状態でも大手キャリアのシェアはワイモバイル、UQモバイルなどのサブブランドを含めると90%もあることがわかるんよね。
アップルストアで得をするのは自分で契約管理できる人
安い端末を安いsimで運用するのが得なのはこんな記事を書くまでもなく明白、やから単純にアップルストアでiPhoneを買ってワイモバイルなどで運用するのが安いしお手軽で1番お得なのは間違いないと俺は思う。
「自分の契約くらい自分で管理できるよ」とか「通信品質だってめっちゃいい会社もあるよ」って意見もあると思うんやけど、そもそもキャリアを利用するタイプの人は、安かろう悪かろうの意識が強かったりそれを調べるくらいなら他に時間を使いたいって思う人も多いんやろな。
やからそんな人にはそもそも現状ではキャリア以外を使う選択肢はないと言い切ってもいい。
キャリアを使う前提ならアップルストアが一番お得なわけじゃない

ここからが本題に入るんやけど、総務省の端末分離が始まって以来ユーザーの機種変更への抵抗が大きくなっているのは紛れもない事実で、それに加えて近年のスマホの機種代の高騰により大手キャリアはどこの会社も頭を抱えている。
そんな中で各キャリアは機種変更を促すためのそれぞれの販売手法をユーザーに提供しているのからそれを1つずつ紐解きながら最終アップルストアと比較していく
今回はわかりやすくするために【iPhone 12 64GB】モデルに絞って比較する。
ドコモ:スマホおかえしプログラム

今回紹介する中では一番シンプルに仕上がっていて、単純に本体を36回の分割支払いにして24回の支払い以降にスマホを返しさえすれば残りの12回分の支払いを免除されるというもの。
おかえしプログラムの選択肢
- 24か月目にスマホを返して分割の支払いを免除
- 分割をそのまま支払いスマホを返さない
24か月より早いタイミングの利用も可能でその場合でも24回の支払いを終えた時点で分割は終了となり、他社に乗り換えしていても適用できるため比較的ユーザーに対してわかりやす方法になる。
注意点
- ドコモが定める返却基準を満たしていない場合、別途20,000円が必要
お返しプログラムを利用したiPhone 12の価格
iPhone12 64GB | |
販売価格 | 101,376円 |
お返しプログラム利用時 | 67,584円 |
au:かえトクプログラム

auは今年に入ってから新たに残価設定型の販売をを始めたんやけど、その名の通りauが機種ごとに残価を設定してそれを除いた価格を24回の分割で販売するやり方。
例えば【iPhone 12 64GB】だと残価は48,000円で残りの55,430円を24回で分割払いをすることになる。
かえトクプログラムの選択肢
- 24か月目にauの機種変更時に下取りをして残価を免除
- 24か月目にauに本体を買い取ってもらう(残価は残る)
- 下取りはせず残価をさらに24回で分割払いにする
- 下取りはせず残価を一括で払う
auは4つの選択肢があるが基本はドコモと同じで免除したいなら返す、スマホを手元に残したかったら払うの2択だ。
注意点
- 残価を免除するにはauでの機種変更が必要
- auが定めた返却基準を満たしていない場合、別途22,000円(故障・紛失サポート加入時は2,200円)が必要
かえトクプログラム利用したiPhoone12の価格
iPhone12 64GB | |
販売価格 | 104,340円 |
かえトクプログラム利用時 | 55,430円 |
残価48,000円を分割払い | 2,000円×24回払い |
ソフトバンク:トクするサポート+

ソフトバンクは今回のiPhone12の販売価格が一番高額になっているが48回の分割を組み25か月目に特典を利用することで最大限の特典を受けることができる。
トクするサポート選択肢
- 機種変更じに下取りをして24回の分割を免除
- スマホを返却し査定額に応じてペイペイで還元
特典はいずれも13か月以降で利用することができるしこれをつかえばソフトバンクの実質支払いは半額になるように設定されている。
注意点
- ペイペイの還元はあくまでも分割は残った状態になる
- ペイペイの査定額は公表されていない為分割と同額になる保証がない
- ソフトバンクが決めた返却基準を満たしていない場合、保証未加入時は別途最大22,000円(保証加入時は減額)
- ソフトバンクが定めた査定基準を満たしていない場合、ペイペイ還元を受けることができない
トクするサポートを利用したiPhone12の価格
iPhone12 64GB | |
販売価格 | 110,880円 |
24回でトクするサポートを利用 | 55,440円 |
36回でトクするサポートを利用 | 83,160円 |
特典を利用した場合のiPhone12 64GB販売価格

あくまで条件をフェアにする為に、アップルストアの欄は世代ごとの同等グレードの機種を下取りした場合での価格で記載している。
アップルストア | ドコモ | au | ソフトバンク | |
2年で機種変更する人の支払額 | 67,380円(購入時にXRを下取り) | 67,584円 | 55,430円 | 55,440円 |
3年で機種変更する人の支払額 | 79,380円(購入時に8を下取り) | 101,376円 | 104,340円 | 83,160円 |
こうして見てみると2年ごとに買い替える人は必ずしもアップルストアが得とは限らない。ただし3年で機種変更する場合やiphoneを下取りしたくない人にはやっぱりアップルストアが得に購入できることがわかる。
結論

2年で機種変更する人はキャリア、3年で機種変更する人はアップルストアで買え
今回の比較はあくまでも一例で、同じキャリアで使い続ける場合の比較やから他社にMNPする可能性がある人は必ずしも得とは限らない。多様化する通信業界の中で読んでもらったユーザーの参考に少しでも参考になったらありがたい。